外壁の耐久性を向上させるための塗料の種類と選び方

東京都足立区のリフォーム専門・外壁専門店のZENリフォームです。

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今回は「外壁の耐久性を向上させるための塗料の種類と選び方」を詳しく紹介いたします。

外壁塗装の種類はたくさんの種類があります。

その特徴と選び方がわからないという方も多いのではないでしょうか?

外壁塗装をご検討の方はぜひ参考にしてみてください。

目次

塗料を構成する4つの成分

外壁塗装に使用される塗料は、「顔料」「合成樹脂」「添加剤」「溶剤類」の4つから構成されています。

顔料

塗料の色や発色を決める成分です。

顔料は、天然顔料と合成顔料の2種類に分けられます。

天然顔料は、鉱物や植物、動物などから採取された顔料で、自然な色合いが特徴です。

合成顔料は、化学合成によって作られた顔料で、鮮やかな色合いが特徴です。

合成樹脂

塗料の塗膜を形成する成分です。

樹脂は、塗料の耐久性、防水性、防汚性、耐候性などの性能を決める重要な成分です。

樹脂には、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂、無機系樹脂など、さまざまな種類があります。

添加剤

塗料の性能を向上させるために添加される成分です。

主な添加剤

  • 防カビ・防藻剤:カビや藻の発生を抑制する。
  • 防汚剤:汚れの付着を防ぐ。
  • 耐候剤:紫外線や雨風などの影響から塗膜を保護する。
  • 滑り止め剤:滑り止め効果を付与する。
  • 耐熱剤:高温から塗膜を保護する。

溶剤類

顔料や樹脂を溶かして、塗料を液状にするための成分です。

溶剤には、水やシンナーなどの有機溶剤があります。

水性塗料は、水を溶剤として使用します。

有機溶剤系塗料は、シンナーなどの有機溶剤を溶剤として使用します。

これらの4つの成分の組み合わせによって、さまざまな種類の塗料が作られています。

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外壁塗装に使用される塗料の主な種類

アクリル塗料

アクリル樹脂を主成分とする塗料です。

アクリル樹脂は、耐久性や防汚性に優れ、比較的安価なため、外壁塗装に最も多く使用されていました。

一般的に、アクリル塗料の耐久性は、5~8年程度です。

アクリル塗料は、発色性が高く、鮮やかな色合いを表現することができます。

現在は、耐用年数が長い塗料が主流となり、アクリル塗料は選ばれることが少なくなってきています。

アクリル塗料のメリット

お手頃価格で鮮やかな色合い

弾力性のあるものは、ひび割れに対して伸び縮みする

アクリル塗料のデメリット

耐候性がウレタン塗料やシリコン塗料に比べて劣る

ウレタン塗料

ウレタン樹脂を主成分とする塗料です。

ウレタン樹脂は、耐久性や耐候性に優れ、汚れが付きにくいのが特徴です。

一般的に、ウレタン塗料の耐久性は、7〜10年程度です。

木材や金属など、素材を選ばず、どこでも塗れる万能塗料です。

ウレタン樹脂のメリット

さまざまな素材に塗ることができる汎用性

幅広い用途に使え、比較的手頃な価格

ウレタン樹脂のデメリット

シリコン樹脂塗料と価格差がなくなったため、選ぶ理由が少ない

シリコン塗料

シリコン樹脂を主成分とする塗料です。

シリコン樹脂は、耐久性や耐候性に優れ、汚れが付きにくいのが特徴です。

一般的に、シリコン塗料の耐久性は、10〜15年程度です。

広く普及しており、耐久性も高いので、多くの人に選ばれてきました。

シリコン樹脂のメリット

人気商品だったため、さまざまなメーカーから製品が発売され、選択肢が豊富

価格と機能のバランスが良い

シリコン樹脂のデメリット

価格と機能が比例するため、安いというだけで選ぶと性能が不十分な場合も

ナノテクノロジー塗料

ナノテクノロジー塗料とは、ナノサイズ(10億分の1メートル)の粒子を塗料に配合した塗料です。

ナノサイズの粒子は、従来の塗料の粒子よりも表面積が大きいため、塗膜が均一になり、耐久性や防汚性、遮熱性などの性能が向上します。

ナノテクノロジー塗料のメリット

紫外線や雨風などの影響に強く、耐久性が高い

水性塗料であることから、刺激臭が少なく、環境に配慮されている

ナノテクノロジー塗料のデメリット

製造しているメーカーが限定される

彩度が高い色はない

艶ありはない

ピュアアクリル塗料

ピュアアクリル塗料は、アクリル樹脂を主成分とする塗料です。

アクリル樹脂は、耐久性や耐候性に優れ、汚れが付きにくいのが特徴です。

アクリル塗料から不純物を完全に除いたピュアアクリル塗料は、フッ素塗料と同等の耐用年数と汚れにくさがあります。

ピュアアクリル塗料のメリット

弾性が高いため、ひび割れが起こりやすい外壁に向いている

ピュアアクリル塗料のデメリット

純度が高い塗料のため、冬場の施工には工期がかかる

フッ素塗料

フッ素樹脂を主成分とする塗料です。

フッ素樹脂は、耐久性や耐候性に優れ、汚れが付きにくく、光沢が持続するのが特徴です。

一般的に、フッ素塗料の耐久性は、13〜15年以上とされています。

フッ素塗料のメリット

耐久性や耐候性、汚れにくさ、光沢、防カビ・防藻性、断熱性・遮熱性などのバランスが良い

公共の建物で採用されていることから、その品質と耐久性が認められている

フッ素塗料のデメリット

塗膜が硬いものが多いため、ひび割れしやすい場合がある

無機塗料

セメントや石灰、ガラスなどの無機物を主成分とする塗料です。

無機塗料は、耐候性や耐久性、汚れにくさ、防カビ・防藻性、不燃性などのメリットを備えた高性能な塗料です。

一般的に、無機塗料は耐用年数が20年以上といわれています。

無機塗料のメリット

無機物は紫外線や雨風などの影響に強く、耐候性が高い

無機塗料のデメリット

他の箇所と異なり耐用年数が長いため、メンテナンスサイクルが合わない

耐久性が最も高い塗料

外壁塗装の際には、塗料の種類や性能をよく理解した上で、適切な塗料を選ぶことが大切です。

性能や耐用年数が高いものほどグレードが高く、費用も高くになります。

外壁塗装で使われる塗料の耐久性 長持ちする順に並べると、

  • 無機塗料 20~25年
  • フッ素塗料 13~15年
  • ピュアアクリル塗料 13~15年
  • シリコン塗料 10~15年
  • ウレタン塗料 7~10年
  • アクリル塗料 5~8年

これは一般的な目安です。メーカーや製品によっても耐久性は異なります。

水性塗料と油性塗料

塗料を希釈する際に水を使用する塗料を水性塗料、溶剤を使用する塗料を油性塗料といいます。

現在、外壁塗装における塗料は、ほとんどのケースで水性塗料が使用されます。

従来は油性塗料と比べると耐久性に疑問があった水性塗料も技術開発が進みました。

現在では価格・耐久性ともに大きな差はなくなってきました。

ただし、外壁材や塗る場所によっては、水性塗料にはない油性塗料の特性やメリットが活きる場合があります。

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しかしながら、各お住まいの外壁材や塗装の目的、塗装の頻度、塗装する部位などの条件によって、最適な塗料は異なります。

外壁塗装を検討されている方は、専門業者への相談をオススメいたします。

まずはお近くの専門店で無料相談してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

東京都足立区のリフォーム専門店、ZENリフォームです!
2002年の創業以来、戸建て・集合住宅含め、累計23,000戸以上の施工をしてまいりました。数多くの現場で培ってきた提案力・技術力で、キッチン・浴室・トイレ・洗面などの水まわりリフォーム、屋根・外壁塗装などの外装リフォームまで、お客様に最適なリフォームをご提案しております。
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