バルコニーのリフォームを検討中の方必見!種類・費用・工期・補助金制度まで徹底解説

バルコニーは、住まいの中でも外の空気や日差しを取り込める開放的な空間です。洗濯物干しの場としてはもちろん、ガーデニングやちょっとしたリラックススペースとしても人気があります。

しかし経年劣化やライフスタイルの変化によって、バルコニーのリフォームを検討される方も増えています。

この記事では、

  • バルコニーのリフォーム種類と目的
  • 費用相場と工期の目安
  • お得にリフォームするための補助金制度
  • 実際の施工事例と注意点

まで、わかりやすく解説していきます。


目次

1. バルコニーリフォームとは?目的とタイミング

バルコニーリフォームとは、既存のバルコニーの修繕や拡張、新設などを行う工事のことです。以下のような目的でリフォームを考える方が多いです。

主なリフォームの目的

  • 防水性の回復:経年劣化による雨漏りや下階への水漏れ対策
  • 安全性の向上:老朽化した手すりや床材の交換
  • 使い勝手の改善:物干し場の機能性アップ、屋根・テラスの設置
  • 美観の回復:塗装の剥がれや床のひび割れなどの見た目改善
  • 空間の有効活用:ガーデンテラスやウッドデッキへのリフォーム

リフォームのタイミング

  • 築10年以上経過したら要点検
  • 雨漏りや水たまり、コケの発生などが見られたら早めの対応を
  • 子育てや高齢化などライフスタイルの変化に合わせて

2. バルコニーのリフォーム種類と特徴

リフォームと一言で言っても、目的や構造によって施工内容は異なります。主な種類は以下の通りです。

2-1. 防水工事(再防水)

築年数の経過とともにバルコニーの防水性能は低下していきます。防水層の劣化は雨漏りの原因になるため、10〜15年ごとを目安に再防水工事が推奨されます。

主な防水工法:

  • ウレタン防水:コストと柔軟性のバランス◎
  • FRP防水:耐久性に優れるが費用は高め
  • シート防水:施工が早く、広面積向け

2-2. 床材のリフォーム

床がひび割れていたり、見た目が古くなってきた場合に行うリフォームです。近年ではDIY感覚で施工できるパネル式の床材も人気。

代表的な床材:

  • 人工木ウッドデッキ:腐食に強く、メンテナンスが簡単
  • タイル・石材:高級感を演出、耐久性も◎
  • 塩ビ系シート:軽量で防水性が高く、費用も手頃

2-3. 手すりの交換・強化

古いバルコニーでは、鉄製の手すりが錆びていたり、高さが不十分なことも。安全面やデザイン性を高めるために交換するケースが増えています。

素材の例:

  • アルミ製:軽量で錆びにくい
  • ステンレス製:耐候性抜群
  • ガラスパネル付き:開放感がありデザイン性◎

2-4. 屋根・テラスの設置

洗濯物が急な雨に濡れたり、直射日光が気になる方には、テラス屋根の設置がおすすめです。

代表的な商品例:

  • LIXIL「スピーネ」:シンプルで住宅に馴染みやすい
  • 三協アルミ「レボリューD」:サイズバリエーション豊富
  • YKK AP「ソラリア」:耐風圧性能が高く安心

2-5. 新設・増設

もともとバルコニーがない住まいに新設したり、現在よりも広くする「増設」も可能です。ただし構造計算や建築基準法の確認が必要になるため、専門業者に相談を。


3. バルコニーリフォームの費用相場

リフォーム内容によって費用は大きく変わりますが、目安として以下をご参照ください。

リフォーム内容費用目安(税込)工期目安
防水工事約10万〜40万円1〜3日
床材張替え約5万〜30万円1〜2日
手すり交換約10万〜50万円1〜2日
屋根設置約15万〜40万円2〜4日
新設・増設約50万〜150万円1〜2週間

※構造や立地条件により異なるため、現地調査の上での見積もりが必要です。


4. バルコニーリフォームで使える補助金制度

実は、バルコニーのリフォームにも一部の補助金制度が活用できるケースがあります。以下に代表的な制度をご紹介します。

4-1. 長期優良住宅化リフォーム推進事業(国土交通省)

バルコニーに防水・耐震・バリアフリー対応などの機能を加えたリフォームを行う場合、補助対象になることがあります。

  • 補助額:最大250万円(工事全体に対して)
  • 要件:一定の性能向上を伴う工事であること、事前申請が必要

4-2. 省エネ住宅補助(環境省・自治体)

バルコニーに**遮熱性能のある屋根材や庇(ひさし)**を設置することで、室内の冷房効率が向上し、省エネ改修として認定される可能性があります。

  • 補助対象:遮熱塗料、断熱材、庇・テラスの新設
  • 要件:各自治体で制度が異なるため要確認

4-3. 自治体独自のリフォーム補助金

  • 「住宅改修支援制度」「高齢者向けバリアフリー改修補助」など
  • 手すり設置や段差解消、滑りにくい床材への変更などが対象に

注意点:
補助金は「着工前の申請」が原則です。まずは自治体や施工業者に相談し、対象かどうかを確認しましょう。


5. バルコニーリフォームの注意点と業者選び

バルコニーは建物の外部にあるため、リフォームには耐候性や構造安全性が求められます。以下の点に注意しましょう。

5-1. 建築確認が必要な場合がある

  • バルコニーを新設・拡張する場合、建築確認申請が必要になるケースがあります。
  • 特に、建ぺい率や容積率の制限に注意。

5-2. 下階への影響にも配慮を

  • 水漏れが下の階に及ばないよう、防水施工は慎重に。
  • 雨水の排水勾配の確保、ドレン清掃のしやすさも重要。

5-3. 実績ある業者に依頼を

  • 防水や構造に関する知識が豊富な業者を選びましょう。
  • できればリフォーム瑕疵保険に加入してくれる業者が安心です。

6. まとめ|バルコニーリフォームは快適な住まいづくりの第一歩

バルコニーのリフォームは、見た目や使い勝手を良くするだけでなく、建物の寿命を延ばすためにも重要です。

  • 床や手すりのリフォームで安全性と美観を向上
  • 屋根設置で洗濯物やガーデニングを快適に
  • 防水工事で雨漏りや劣化を予防
  • 補助金制度を活用すれば、費用の負担も軽減可能

7. 実際の施工事例紹介|暮らしが変わるバルコニーリフォーム

【事例1】ウッドデッキ風バルコニーでカフェ気分(東京都・戸建て住宅)

施工内容:

  • 床材を人工木ウッドパネルに変更
  • 錆びた鉄製手すりをアルミ製に交換
  • ガーデンチェアと照明を設置

費用:約45万円/工期:2日間

お客様の声:
「休日はコーヒーを飲みながら読書を楽しんでいます。洗濯だけの場所だったバルコニーが、自分だけの憩いスペースになりました。」


【事例2】高齢者にも安心な手すり付きバルコニー(神奈川県・マンション)

施工内容:

  • 床の段差解消とノンスリップシート施工
  • 高さを調整した手すりを設置
  • 排水口の位置変更で水はけ改善

費用:約38万円/工期:3日間

お客様の声:
「足腰が弱くなってきた母のためにリフォームをお願いしました。転倒の不安がなくなり、毎日の水やりも安心してできるようになりました。」


【事例3】屋根付きテラスで雨の日も洗濯安心(千葉県・2階建て戸建て)

施工内容:

  • ポリカーボネート製のテラス屋根を設置(YKK AP「ソラリア」)
  • 日差しを遮るUVカット仕様
  • 外観と調和するカラー選定

費用:約28万円/工期:2日間

お客様の声:
「急な雨でも洗濯物が安心ですし、直射日光がやわらいで夏場も快適です。屋根があるだけでこんなに変わるとは思いませんでした!」


8. よくある質問(FAQ)

Q1. マンションでもバルコニーのリフォームは可能ですか?

A. 原則として、マンションのバルコニーは「共用部分」にあたるため、個人の判断で大幅な工事を行うことはできません。ただし、床に敷くタイプのパネルや、脱着可能な物干し、日除けシェードの設置などは可能な場合が多いです。

管理規約や管理組合のルールを確認の上、事前に許可を取りましょう。

リフォーム内容によっては工期も短く、数日で完了することもあります。今の暮らしに合わせた最適なバルコニー空間を実現してみませんか?

バルコニーのリフォームに関するご相談・現地調査・お見積もりは、お気軽に当社までお問い合わせください!

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この記事を書いた人

東京都足立区のリフォーム専門店、繕のリフォームです!
2002年の創業以来、戸建て・集合住宅含め、累計23,000戸以上の施工をしてまいりました。数多くの現場で培ってきた提案力・技術力で、キッチン・浴室・トイレ・洗面などの水まわりリフォーム、屋根・外壁塗装などの外装リフォームまで、お客様に最適なリフォームをご提案しております。
誠心誠意、対応させていただきます。お見積りは無料ですので、お気軽にご相談ください!

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